マイナンバーカードもう作りましたか?
「はい」とお答えのあなたは、相当の新しいもの好きか誠実な方か職業上必要な方かのいずれかとお察しします。
大半の方はまず作らないでしょう。
だって使い道が無いんだもん!
マイナンバーカードを作る意味って?
「コンビニで住民票が安く取得できます」
なるほど役場・役所や出張所まで行くより便利かもしれませんが、住民票なんて普通に生活している上で必要になるタイミングはそうそうありません。
重要な契約や変更手続きのときくらいでしょう。
大したメリットには感じられません。
「インターネットで確定申告ができます」
なるほど混雑している時期にわざわざ申告会場まで行かずとも自宅で簡単ポンと確定申告できるのは便利かもしれませんが、そもそも確定申告が必要でない人には関係ない上、数回しか申告しない場合にわざわざカードリーダーを購入するのはもったいない気もします。
そこまで大きなメリットかは分かりません。
他にも諸々なメリットが紹介されていますが、正直パッとしないものばかり。
これでは「マイナンバーカード! そういうのもあるのか」「うん! これこれ!」 「こういうのでいいんだよこういうので」と素直に喜ぶことはできません。
なので私は……。
はい、作りました。
マイナンバーカードを紹介
いやだって、行政の手続きを電子申請するためにも必要ですし、個人事業主なので確定申告にも使えますし、前橋市では次々と活用方法が登場しているので(マイタクとか前橋ポイントとか)将来的に便利になりそうですし、作っておいて損はないかなと思いまして。
ちなみにこの表面、黒のところは私が消したところ(住所や謎の英数字が表示されている部分)ですが、注目すべきは灰色で覆われている部分。
実はこのような袋(ペラペラのカードケース)に予め目隠しが入っていて、袋に入れた状態だと「性別」と「臓器提供意思」の部分が隠れるようになっています。
プライバシーに配慮された先進的な処置が施されているわけですね。
その割には顔写真が背景色と被ってアレなのはどうにかならなかったのでしょうか。
「電子証明書の有効期限」欄は忘れないよう自分で記入するスタイル。
カード自体は10年後の誕生日まで有効ですが、内部に記録された電子証明書の有効期限は5年とのこと。
私「でもここに書いたら、5年後に電子証明書を更新してもカードはそのままですよね?」
市職員の方「まあ……そうですね」
私「じゃあ書かなくてもいいですか? 10年の半分の5年で、なんとなく覚えられそうなので」
市職員の方「もし覚えられなくても、有効期限が切れれば使おうとした時にエラーになりますし、そこで思い出してまた窓口に来て下さればご案内しますよ」
ということで私は書いていません。
ちなみに裏面。
せっかくなので点字ありにしてみたところ、裏面に点字がついています。
(白い線で書かれたマスの一番上の行の高さ。透明なので分かりにくいですが、よく見ると左端から右端まで点字加工されています。この白い線のマスの意味は謎)
袋の灰色帯の下にこのカードのメインとなるマイナンバーが記載されています。
背景もグレーにして印字されているという見づらさで、大事な個人情報を保護しています。
これなら安心!
とは限らないのがこのカードの怖い所。
左下の黒で私が塗りつぶした箇所。
ここに2次元コードがあるのですが、なんとなく読み取ってみてびっくり、マイナンバーの2次元コードでした!
知らずに無修正で写真を公開したら2次元コードによってマイナンバーも公開されてしまいます。
マイナンバーカード作ったよ報告をしたい方は注意しましょう。
レッツ作成!
この記事を読んで少しでも興味を持たれたら、ぜひマイナンバーカードを作ってみてはいかがでしょうか?
使い道さえあれば、あとは簡単!
写真も証明写真機などで用意(どころかカード作成の申請まで)できます。
覚えきれる自信など微塵もない4種の暗証番号も、うち3種類(4桁)は同じ番号でもいいそうです(セキュリティーを気にするなら別の方がいいかもしれませんが)。
ほら、想像よりハードルは下がったはず……え、下がっていない?
そもそも顔写真が番号とともに国に管理されるのが嫌?
いつぞやのカードのようにどうせ普及しなそう?
うーん、そういう考えなら無理にとは言えません。
もし明確な使い道があり、今後の展開に期待が持て、顔写真を送ることに抵抗がなく、既に多額の税金が投入されているのなら少しでも活用しなきゃ損だと思うなら、ぜひこの機会にマイナンバーカードを作ってみてはいかがでしょうか?
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