昨日、7月4日は、今年5月に行われたFP試験の合格発表日でした!
(FPって何? という方はこちら)
私はというと……
FP2級に無事合格できました!
(正確には、“2級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)”となります)
ちなみに私、ブログタイトルからもお察しいただける通り、数年前に行政書士試験にも合格しておりまして、今回は私にとって2つ目の大きな(?)資格試験となりました。
そんな資格試験を経験した中で、私が身をもって感じた“合格へと導いた要因”を、今回はまとめてみたいと思います。
これからFPや行政書士、その他の資格試験に挑戦しようと思っている方の参考にほんの少しでもなれれば幸いです。
なお、以下はあくまでも個人の感想です。
効果を保証するものではありません。(お約束)
資格試験で大切な5つのこと
早速ですが、私が思う資格試験で大切なことを5つにまとめてみました。
- 「時間がない」ことに気づく
- 「分からない」ことに気づく
- 最初から完璧を求めない
- スキマ時間も活用する
- 「自分にとってのやりやすさ」を追求する
それぞれの項目について、説明していきましょう。
「時間がない」ことに気づく
だいたい皆さんが試験勉強を始めるときは、試験の何日か前にいきなり!ではなく、何ヶ月も半年も何年も前から準備を始めますよね。
「○ヶ月前から勉強しなければ受からない」という情報(あるいは直感)を基に、そう判断するわけです。
ところが、いざ勉強を初めてみると、「○ヶ月前から勉強を始めたから余裕」あるいは「まだ○ヶ月もあるから余裕」という意識にすり替わってしまいます。
これでは勉強に対するモチベーションが上がるはずもありません。
試験までの期間は、思ったよりもすぐに終わってしまいます。
「時間がない」と焦りの気持ちを持つことで、「勉強しないと!」という気持ちにつなげることができ、早め早めの学習を心がけることができるでしょう。
試験中の焦りはミスを生みますが、試験勉強中の焦りはモチベーションを生む大切なものです。
大いに焦りましょう。
「分からない」ことに気づく
テキストをさっと一読した程度でも、不思議な事に謎の「分かってる(覚えてる)」感を得られるときがあります。
どこを復習しようか考えて、「この辺は……ああ、オッケー分かる分かる」というような。
しかし、当然ながらそれは気のせいで、実際は分かっていないことの方が多いものです。
それもそのはず、頭の中には覚えていることしか覚えていないからです。
そんなときは、過去問を早めに取り組んでみましょう。(テキスト等についている確認問題は簡単なオリジナル問題の場合もあるので、ここは本物の過去問がおすすめ)
あると思っていた戦闘力(=わかると思っていた知識)が実戦(=試験)では思った以上に役に立たず、「実は分かっていなかった」と焦ることもあるでしょう。
この焦りを試験本番で感じることになったら……。
「過去問はなるべく早めに取り組みましょう」とはよく言われますが、まさにその通りだと気付かされます。
最初から完璧を求めない
「じゃあ、最初から完璧に理解しながら進めよう!」と思った、あなた!(誰)
それは全くの逆効果となります。
試験勉強を始めようと思ったら、市販でも通信でもスクールでも、まずは知らない知識が詰まったテキストの数々に圧倒されることでしょう。
そしてこう思うかもしれません。
「これ全部理解するなんてできるの……?」
ちょっとでも「できない」「難しい」と思ってしまうと厄介なもので、それは本当にあなたにとって「できない」「難しい」ものになってしまう可能性があります。
結果、勉強になかなか取り組めなくなってしまったら……。
結果はお分かりかと思います。
試験合格のためには、当然完璧に近い知識があるに越したことはありませんが、初めから詰め込もうとしすぎてそもそも勉強を始められなければ意味がありません。
初めは、どうぞ軽く読み流す程度で構いません。
興味がある分野から始めるのもいいかもしれません。
とにかく、手をつけることが優先です。
分からないところは、また後で振り返ればいいのです。
分かった気になったところは、後で過去問で確認すればいいのです。
ハードルは低く、モチベーションは高く。
これが試験勉強の鉄則です。
スキマ時間も活用する
これもよく言われることですが、たしかにその通りです。
要は、四六時中、試験に向けた頭でいることが大切です。
ただ、そうするとよく出て来る話が、「通勤中もテキストを読もう」というもの。
これ、車社会では不可能です。
「いや、なんとか技術を身に着けて運転中でも読めるようにすれば……」とは考えないでください、危ないです。
公共交通機関が発達した便利な社会に暮らす都会人の発想ということで軽く受け流し、我々地方人は別の方法を考えましょう。
そう、車通勤の方も、その通勤時間を活用することは充分可能なのです。
それは耳を使うこと。
某聞き流す英会話トレーニングではありませんが、CD等の音声の教材が手に入れられるのであれば、それを存分に活用するのがベストです。
ちなみに私がFP2級の勉強をしたときは某フォー○イトさんを利用したので、CDを1つのプレイリスト化してiP○dに入れ、車で接続して流していました。
1つのプレイリストに入れることで、そのリストをランダム再生すれば全CDの講義をランダムに聴くことができ、飽きることなく&全体的に知識を得ることができました。
その他、仕事の休憩時間中などは、単語カードやこれまた某フォー○イトさんのアプリでの確認テストなど、さっとできる方法を活用しましょう。
「暇だからとりあえず勉強する」という意識になれば完璧です。
「自分にとってのやりやすさ」を追求する
特にこの「自分にとってのやりやすさ」の追求は大切です。
巷ではよく効率的な勉強方法なるものが紹介されていますが、それが自分に合うかどうかは分からないもの。
とりあえず試してみることは大事ですが、合わなければすぐに違う方法に切り替えることも大事です。
ちなみに私の場合は、
- カフェは人の目が気になり、図書館は静かすぎて自分が物音を出さないように神経を使うので、自宅で勉強。
- 机に向かって勉強するとすぐ疲れてしまうので、座椅子でもたれかかりながら勉強。
- ノートを取ろうとすると疲れてしまうので、過去問で間違えた且つ重要だと思う項目だけメモ帳に記入。
という、世間で推奨される勉強方法とは程遠い勉強法を取っていました。(よいこのみんなはまねしないでね)
まずはそもそも“試験勉強をすること”ができなくてはと考えたからです。
これは、先述した「ハードルは低く」という部分と共通ですね。
試験本番でも「やりやすさ」を追求してください。
一例を言うと、試験問題は出された順番で解く必要はありません。(順番で解く必要のある設問は別ですが)
これも私の体験談ですが、FP2級の実技試験(資産設計提案業務)にて、計算問題にちょっと時間をかけすぎて、「あれ、もうこんな時間?」と焦る場面がありました。
そこで、「あ、ちょっと時間がかかりそう」と思った問題は容赦なく後回しにし、その他の問題だけ回答。
残りの時間で、さきほど飛ばした問題を「時間切れになったらそれまで」と計算して回答。
こうすることで、心理的な余裕を手に入れ、無事全て回答することができました。(全問正解とは言ってません、ええ)
全体から見たらわずか数問の時間がかかる問題のせいで、後半の多数の問題を犠牲にしたら……もったいないですよね。
本番での焦りは禁物です。
焦りは、事前の準備だけでなく、試験中のやり方でも軽減することができます。
さあ、合格を勝ち取ろう!
ここまで読んで下さった皆さん、少しは参考になりましたでしょうか?
「ちっとも参考にならん」と思った方はごめんなさい(汗
どんな試験も、難しいものは難しいものです。
ネットでいくら難易度を調べても、結果として予想より(通り)簡単らしいという意見が見つかっても、あなたが試験に合格できるという保障にはなり得ません。
合格できるかどうかは、全てあなた自身にかかっているのです。
……と、「やばいこれやばい」と頭の中で言いまくりながら試験を受けてやっとこさ受かったばかりの私が言っても説得力がないかもしれませんが(汗
合格を目指して、ひたすらに努力をすることでのみ、望んだ結果は得られるものです。
ただし、見当違いの方向に努力しても、単に疲れるだけで成果には結びつかないかもしれません。
この記事を読んだ皆様が、その努力を少しでもいい方向に向けるための一つの参考にしていただければ、とても嬉しく思います。
最後に、私が好きなセリフを引用して。
「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん。」
(引用:毎日放送・ボンズ・Project EUREKA(2005)、『交響詩篇エウレカセブン』)
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