こんにちは、オタク系終活行政書士のはぎわらです。
先日、私が使っているスマホが危篤状態になりました。
歴代の携帯たち。一番右がXperia Z。
今使っているのは、Xperia Z（SO-02E）。
調べたら2013年2月9日発売。
予約して発売日に機種変したスマホなので、もう4年以上の長い付き合いです。
その前のXperia arcは2年ほど、その前のN903iは4年ほど、さらにその前のN505iSは3年ほどの付き合いだったので、最長記録を更新中ですね。
年老いたスマホ
新品当時、Xperia新時代の革命児として華々しくデビューしたXperia Z。
洗練されたデザイン、最先端のスペック、先進の防水防塵性能、新技術のNFC搭載……。
ところが今はどうでしょう。
micro USB差込口やステレオミニ（イヤホン）ジャックの防水キャップはボロボロで閉まらない。
今時のアプリでは内部メモリがすぐいっぱいになり、1つダウンロードするために1つか2つ消さないといけない。
microSDカードをうまく認識できず、データを移行することができない。
心なしか動作そのものも遅い……。
まさしく高齢化といえるでしょう。
突然の危篤
そんな高齢ながらも頑張っているXperia Zですが、突然充電ができなくなりました。
電池切れだから充電しないと……と思いケーブルにつなぐも、充電中を示すランプが点灯せず。
電池切れでも電源ボタンを押せばランプ類が反応するはず。
そう思って電源ボタンを押してみても、何の反応もなし。
長押ししても変わらず。
音量キーと電源ボタンを同時長押ししても変わらず。
ケーブルを変えても、充電スタンドによる充電に変えても、充電されず。
「終わった」
と思いました。
受け入れられない別れ
幸いだったのは、スマホの中のデータ関連について、あまり心配する必要がなかったことでしょう。
入っている画像やメールデータや電話帳情報などは、クラウド上に保存（またはバックアップ）してあります。
スケジュールも手帳で管理しているので、こちらも問題なし。
「このスマホからでないと見られない」というデータはほぼありません。
ゲームのデータも、引き継ぎできるものは対策済みです。
私が一番困ったことといえば。
「やべぇ、今機種変したくない……」
ということでした。
いや、開業直後でなるべく出費は抑えたいところですし、何より今買い替えたい機種がなかったのです。
機種変するなら、発売当時のXperia Zくらいときめく機種が欲しい！
でも今はそれがない。
XZsなんてマイチェンだし……。
XZ Premiumとかボッタクリやん……。
5Z Premiumみたいに鏡面ピカピカで指紋ベタベタ仕様だし……。
SONYらしくベゼル広すぎでしょ……。
そもそも5インチにフルHDの時点で必要なのか疑問レベルだったのに4Kとか完全に無駄じゃない……？
SONYってニーズ無視の「オレらマジスゲーだろ」路線すぎじゃない……？
そりゃ「考えたこともなかったけど言われてみれば欲しい」という新たな需要喚起とか「スマホに4K載せちゃうSONYのスマホだから間違いない」というブランド力向上につながるかもしれないけどさ……？
でもたしかにXZ Premiumっていいスペックしてるかも……？
Zのときみたいなグローバルモデルより弱体化みたいなこともあんまりなさそうだし……？
あれ……これいいんじゃね……？
とりあえずもう一度Zの様子見てみるか……？
やっぱり無反応か……？
あれ……？
復活しました。
「終活」あれば憂い無し
こうして事なきを得た今回のスマホ危篤事件。
無事、iPhone X発表前に機種変という痛恨の一撃を喰らわずに済みましたが、またいつ故障するかは分かりません。
日頃の準備の大切さを痛感しました。
思えば、先代のノートPC（VAIO）が旅立った時。
私は何の準備もしていませんでした。
度々起こった不具合にも「めんどくさい」と対応せず。
気づいたときにはもう手遅れ。
残ったのは、最後にぎりぎり救い出せた一部のデータだけでした。
その経験が今回の準備につながった、のかもしれません。
スマホやパソコンにも、いつかは故障という終焉が来るもの。
いえ、「いつかは」と言わず、今日来るかもしれません。
もし今この瞬間、スマホやパソコンが故障してしまったら。
保存されているデータ（連絡先、写真、音楽、メール、スケジュール、LINE、ゲーム、仕事用など）は大丈夫ですか？
連絡手段はありますか？
新しいパソコン・スマホを後悔なく選べますか？
そのときになって慌てても、遅いかもしれません。
常日頃から故障に備えて準備しておくことが大切なのです。
ところで、この「スマホ（パソコン）」を自分自身に変えてみると……？
まさしく「終活」です。
「終活」はどうも身近に感じにくいかもしれません。
「自分の最期に備えましょう」と言われても、抵抗があります。
ですが、「スマホの故障に備えましょう」なら、まあ当たり前のことですよね。
もちろん人とスマホを同列にするつもりはありませんが、考え方としては共通する部分もあると思います。
もっと「終活」を身近に、自然に考えられるようになれればいいなぁ……。
そんなことを思う今日この頃でした。
※「スマホ・パソコン」×「終活」といえば、今話題の「デジタル終活」もあります。
こちらは、「自分亡き後のスマホやパソコンについての対策」なので、今回とは少し異なります。
いずれにせよ、今時の課題なのは間違いありませんね。
そのうちブログでも取り上げたいところです。
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